
ということで後半。
全てのネジを外したら
このように優しく、外していきます。
(撮影のために片手ですが、作業時は両手でやりましょう。)
※ネジは基板の面だけでなく金属ブラケットの取り付け部分と
各コネクタの出力口側にもありますので
忘れないように。
ちなみにビデオカードが新品であればあるほど
クーラーを外しやすいです。
1年程度たっているとグリスが固着していたりするので
作業前にベンチマークなどのソフトで暖機運転してから
分解するのがいいと思います。

開くとこんな感じ。
GTX690以降のGeforceのハイエンドクーラーは
GEFORCE GTXというこの文字部分が仕込まれたLEDで緑色に光ります。
そのためにファンを駆動させる電源コネクタと
LEDを光らせる合計コネクタの2本コネクタがあります。
それぞれ10cmくらいのコード長があるのでクーラーを外した勢いで
千切れることは無いと思います。

ちなみに今回はSK HynixのVRAM。
おそらく7Ghzに達するVRAMはSK Hynixしか製造してないのかもしれない。

今回もいきなりGPUにジッポオイルを含ませたティッシュで拭く前に
爪楊枝で、こそぎ落とせるグリスをこそぎ落としました。
この後にジッポオイル+ティッシュで掃除。

隅っこの溜まったグリスは、模型用の小さい綿棒で拭き取り。

こんな感じで綺麗に除去出来ました。

サーマルパッドを貼り付けます。
VRAMの部分は元々、サーマルパッドシートに
切込みが入っており、剥がすだけでVRAMの大きさにカットしてあります。
ただVRMとかMOSFETのサーマルパッドは大きなシートから
自分でカッターナイフで切り出しました。
またサーマルパッドを設置する前に
全ての接触面に1滴程度のグリスを塗布してから
サーマルパッドを貼っています。
この方法はEKの説明書でも推奨されており
より熱伝導性が高まると書いてあります。
ただし使用するグリスは非導電性でなければいけないので
説明書でも指定されており
・付属のEKのグリス
・Arctic CoolingのMX-4
・GELID GC Extreme
のいずれかを使用を推奨(上記は全て非導電性)している。

GPUにもグリスを多めに。
少ないより、多めの方が良いです。
多めの場合は余った部分はGPUの外に自然に押し出されます
(はみ出しても非導電性なので問題はない)
逆に少ないと、熱伝導が落ち
最悪、熱暴走する可能性があります。
なので多めに塗ります。

水枕に付属してきたネジ(こっちはプラスネジ)で固定。
固定ブラケット側も忘れずに。
元々クーラーに付いてきたネジは
外したクーラーに付け直しておきましょう。
ということでこれで終わり。
本当はバックプレートも設置したのですが
写真を撮り忘れました。
水冷化の温度は以下の通り。
室温23℃
アイドル27~29℃
BF4やアサクリ4を数時間プレイした時の負荷時 35~最大42℃
となりました。
空冷だと
アイドル55~57℃
負荷時84℃
なので、空冷時より約半分の温度になりました。
夏場はちょっと暑いので
プラス10度位になるとおもいます。
ちなみに
290Xの水冷化記事はコチラです。
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